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2019/12/11 (Wed)
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泣ける話

2010/03/05 (Fri)

俺は小さい頃家の事情でばあちゃんに預けられていた。
当初、見知らぬ土地にきて間もなく当然友達もいない。
いつしか俺はノートに自分が考えたすごろくを書くのに夢中になっていた。
それをばあちゃんに見せては、
『ここでモンスターがでるんだよ』
『ここに止まったら三回休みー』
と喜んでいた。

ばあちゃんはニコニコしながら、
『ほうそうかいそいつはすごいね』
と相づちをうってくれる。
それが嬉しくて何冊も何冊も書いていた。

やがて俺にも友達ができそんなこともせず友達と遊びまくっていたころ、
家の事情も解消され自分の家に戻った。

ばあちゃんは別れる時もニコニコしていた。
『お父さん、お母さんと一緒に暮らせるようになってよかったねぇ』
と喜んでいた。


先日そのおばあちゃんが死んだ。
89歳の大往生だった。
遺品を整理していた母親から「あんたに」と一冊のノートをもらった。
開いてみるとそこにはおばあちゃんの作ったすごろくが書かれていた。

モンスターの絵らしき物が書かれていたり何故かぬらりひょんとか妖怪もまじっていたり
『ばあちゃんよく作ったな』
とちょっと苦笑していた。

そして最後のあがりのページを見た。
【あがり】と達筆な字で書かれていた。

その下に、
『義弘(オレ)に友達がいっぱいできますように』

人前で、親の前で号泣したのはあれが初めてでした。

俺が友達と遊んでばっかいたからばあちゃんとばあちゃんの作ったすごろくできなかったね。
本当にごめんね。

そしてありがとう。

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