泣ける話。感動する話。号泣集。 忍者ブログ

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涙を流す事はストレスを発散させます。 みなさん良い涙を沢山流して下さい。 泣ける話を集めてみました。 さぁ、どうぞ。
かぁちゃん頑張っています。
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2024/04/25 (Thu)
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泣ける話

2013/06/08 (Sat)
僕たちは、元々親がおらず養護施設で育ちました。
3つ上の兄は中学を出るとすぐに鳶の住み込みで見習いになってその給料はすべて貯金してました。
そのお金で僕は私立の高校、そしてさほど一流でもありませんが大学へも行けました。
 
小さな会社ですが就職も決まり、兄への感謝を込めて温泉へ連れて行きました。
ビールで上機嫌の兄に、
「あんちゃんありがとう、あんちゃんも遊びたかっただろう?」
と言うと
 
「お前憶えてねえんか?『あんちゃん、俺、しあわせになりてえ』って
小6のとき言ったろ?それで決めたんだ、なーんも辛くなかったけど
お前を『しあわせ』にしてやるのが俺の夢だったかんな」
 
自分ではそんなこと言ったなんて憶えてません。
思春期には、金髪で人相も悪く、クチャクチャと 音をたてて食事する兄を恥ずかしく思い、そんな兄に学校へ行かせてもらうことへの憤りすら感じてました。
 
その晩は23歳と26歳の兄弟が布団で抱き合って眠りました。
8年前のことですが、ネタじゃないんですよ
本当の話です。

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泣ける話

2013/06/01 (Sat)
俺が、中2のときだった。
けっこう前から幼馴染で恋心も抱いてたKって言う女子がいた。
でもKは俺の数倍かっこいい男子と付き合っていた。
俺がかなう相手でもなかった。
彼女自身がそれを伝えてきたので、むちゃくちゃ複雑な気持ちだった。
それからか、時々恋愛経験のない俺にいろいろ悩みを相談してきたりした。
俺は、正直話聞くだけで嫌だったんだが…
だけど、ある日
そこらにある人気のない公園でなんとなくペンダントをしてKの相談に乗っていた。
Kは彼氏と関係がちょっと危ういやらなんやら、と言ってた。
そこで、話が一段落したらKが聞いてきた。
K「…そういえば、そのペンダント何~?」
俺「ただの安物。」
実際は、けっこう値のはるものだった。
当時の宝物のひとつだったし
K「へぇ~。」
Kはそういったら、さりげなく後ろに回りこんでささっと俺のペンダントをとった。
で、一言。
K「仲直りってことで、これ彼氏にあげてくるね♪」
なに言ってんだこいつ。
他人(男)のお古を普通彼氏に渡すか?
俺「おい、ちょっとま…」
マジで行った。
K「大丈夫!大切にしてくれるよw」
公園の出口で少し手を振って、消えていった。
その後のことは、後日相談を受けたときに聞いてみたが話をそらされた。
そしてその2ヶ月ほどが過ぎたとき
Kは車にひかれて死んでしまった。
かなり急なことだったから、その事を聞いた時は、全く動けなかった。
葬式のときも、まだ素直に現実を受け止められなかった。
家に帰った後
どうしても抑えきれず、Kのお母さんにKの部屋を見せてほしいと頼んだ。
幼馴染でよく遊んでいたからかKのお母さんは、多少迷いながらも頷いてくれた。
Kの部屋に入ってみたら、どこか懐かしい香りがした。
思い出にふけりなら、部屋を見ていると
タンスの上に箱があった。
「宝物ボックス」と汚い字で書かれていた。
恐らく、小さいころからずっと使っていたんだろう。
そっと開けてみると
中には、ちっちゃな消しゴムやら鉛筆やら友達とピースしている写真やらが、沢山入っていた。
その中に、俺のあの時のペンダントがあった。
思わずドキッときた。
えっ…?
よく見てみると、さっきの消しゴムの一部や鉛筆の端っこには、俺の名前がうっすらと残されていた。
もしかして…
そう思った瞬間、急に涙があふれてきた。
止められやしなかった。

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