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涙を流す事はストレスを発散させます。 みなさん良い涙を沢山流して下さい。 泣ける話を集めてみました。 さぁ、どうぞ。
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2024/05/02 (Thu)
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泣ける話

2012/03/17 (Sat)
小1の秋に母親が男作って家を出ていき、俺は親父の飯で育てられた。
当時は親父の下手くそな料理が嫌でたまらず、また母親が突然いなくなった
寂しさもあいまって俺は飯のたびに癇癪おこして大泣きしたりわめいたり、
ひどい時には焦げた卵焼きを親父に向けて投げつけたりなんてこともあった。
翌年、小2の春にあった遠足の弁当もやっぱり親父の手作り。
俺は嫌でたまらず、一口も食べずに友達にちょっとずつわけてもらったおかずと
持っていったお菓子のみで腹を満たした。弁当の中身は道に捨ててしまった。
家に帰って空の弁当箱を親父に渡すと、親父は俺が全部食べたんだと思い
涙目になりながら俺の頭をぐりぐりと撫で、「全部食ったか、えらいな!ありがとうなあ!」
と本当に嬉しそうな声と顔で言った。俺は本当のことなんてもちろん言えなかった。
でもその後の家庭訪問の時に、担任の先生が俺が遠足で弁当を捨てていたことを親父に言ったわけ。
親父は相当なショックを受けてて、でも先生が帰った後も俺に対して怒鳴ったりはせずにただ項垂れていた。
さすがに罪悪感を覚えた俺は気まずさもあってその夜、早々に布団にもぐりこんだ。
でもなかなか眠れず、やっぱり親父に謝ろうと思い親父のところに戻ろうとした。
流しのところの電気がついてたので皿でも洗ってんのかなと思って覗いたら、
親父が読みすぎたせいかボロボロになった料理の本と遠足の時に持ってった弁当箱を見ながら泣いていた。
で、俺はその時ようやく、自分がとんでもないことをしたんだってことを自覚した。
でも初めて見る泣いてる親父の姿にびびってしまい、謝ろうにもなかなか踏み出せない。
結局俺はまた布団に戻って、そんで心の中で親父に何回も謝りながら泣いた。
翌朝、弁当のことや今までのことを謝った俺の頭を親父はまたぐりぐりと撫でてくれて、
俺はそれ以来親父の作った飯を残すことは無くなった。
親父は去年死んだ。病院で息を引き取る間際、悲しいのと寂しいのとで頭が混乱しつつ涙と鼻水流しながら
「色々ありがとな、飯もありがとな、卵焼きありがとな、ほうれん草のアレとかすげえ美味かった」とか何とか言った俺に対し、
親父はもう声も出せない状態だったものの微かに笑いつつ頷いてくれた。
弁当のこととか色々、思い出すたび切なくて申し訳なくて泣きたくなる。

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泣ける話

2012/03/15 (Thu)
先週命日だったので書き込ませていただきます。

俺の近所には2つ上の姉ちゃんがいた。

その姉ちゃん空手の段位保持者で小学生の俺から見れば最強の存在だった。そして可愛かった。
生まれつき茶髪で虐められていた俺を助けてくれて、喧嘩の仕方とか教えてくれた。
ある日虐めていた奴らを返り討ちにしたとき俺はそのことを報告しにいった。

「いい?○○(俺の名前)。人が暴力に訴えていいのは最終手段だよ?
すぐに腕を上げるのは男として最低だからね!」

彼女がそうやって俺に教えてくれたことを今でもちゃんと覚えている。

高校に入ってすぐ俺が告白して、姉ちゃんと付き合った。
もちろん彼女と喧嘩しても力で勝つことはできなかったw。俺の心の中でやっぱり最強の存在だった。
そんな彼女と17歳のとき、俺は寝た。
初めて女を知った日だった。最強の彼女はやっぱり女だった。

そのとき彼女はキャスターマイルドを吸っていて

「体に悪いから二十歳になるまで吸っちゃ駄目だぞ~」

19歳のくせにそんなこと言うと煙をふかしながら彼女は言った。

そして彼女を追いかけるように同じ大学を受験、そして合格。
同じ大学で彼女と楽しい時間を過ごしたかった。過ごすはずだった。

入学式1週間前、彼女は死んだ。交通事故だった。
最強の存在だった彼女はあっけなく死んでしまった。
通夜のとき彼女の棺桶に沢山のキャスターを入れてやった。不思議と涙は出なかった。

そして普通に学校に通って成人式を迎えた。友達と酒飲んで酔っ払って帰宅している途中だった。
タバコの自販機を発見。彼女の言葉が思い浮かぶ。

近寄ってたどたどしい手つきで小銭を投入。
キャスターマイルドのボタンを押す。

家に帰ってからく暗い部屋の中タバコに火を点した。
吸い方がわかんなくて思いっきり吸って、むせた。
そして、もう一口恐る恐る吸ってはいた。

彼女の匂いだった。
涙が出た。思い出、温もりが走馬灯のように頭をかすめ。ただ泣いた。
今までためてきたものを全部流すように泣いた。

そんな俺は今21歳、吸ってる銘柄はもちろんキャスター
彼女の命日になるとキャスマイを2箱買って、1つは墓前にもう1つはゆっくり時間をかけて吸いきる。
そうすれば彼女がすぐそばにいるように感じるから。

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泣ける話

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