泣ける話。感動する話。号泣集。 忍者ブログ

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2024/04/29 (Mon)
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泣ける話

2011/02/16 (Wed)
数学は嫌いだった。自分には計算力もセンスもなと思っていたし、高校数学は定期試験を受ける度に『史上最悪』が更新されていった。けれでもあの人は、質問に行けば長い時間をかけて、理解力に乏しい私に数学を教えてくれた。どんなに説明しても私がポカンとした顔でいるもんだから、あの人は問題文の図や数式を鉛筆でグルグル囲ったり印つけたりしながら、繰り返し繰り返し、根気よく説明してくれたものだった。あれから1年、私は受験生になり、将来の夢のために、あれほど苦手だった数学も使っての大学受験を控える。若くしてあの人が亡くなってから、私にとっての数学は特別なものになった。今でもあの時の鉛筆で黒ずんだ問題文を眺めてみることがある。あ~ぁ、あんなに教えてもらったのに、あのベクトルの問題は今もよくわからないや。もう一度教えてほしかったな。

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泣ける話

2011/02/13 (Sun)

看護学生だった頃の話。
受け持った患者さんはずっと昔に家族と生き別れになった方で、
生活保護をうけながら1人で生活されている方でした。
面会にくる家族もなく、もう最終末期、今週一杯持つかという
状況でした。
ある日、検温に行き、何事もなく終え、部屋を出ようとすると
酸素マスクのしたで何か必死に言ってる。何回聞いてもうまく
聞き取れず、繰り返すこと10回近く。よく聞くと、「水」
と言っていて、吸い飲みから水を口に入れました。すると満足
され、目を閉じました。それを見て部屋を後にしようとすると
消えてしまいそうな声で「あぁ・・・・」と聞こえ、振り返ると
手招きしています。
また何かを必死で言っていますが、聞き取れず、「ごめんなさい、
もう一度おっしゃっていただけますか?」と言うと、酸素マスクを
外し、とぎれとぎれに、しかしその方にとって精一杯の声で
「あ・・・り・・・が・・・と・・・」
と私の手をとり、おっしゃいました。毎日悪くなっていく患者さん
をみるのが辛くて、実習に行きたくなくなってしまったり、正直
その患者さんを見るのが恐くなっていたので、そんな自分に情けなく
なり、思わず患者さんの横で泣いてしまいました。

その患者さん、翌々日の朝、私が病棟についてしばらくして
お亡くなりになりました。なくなる瞬間にもご家族の方は誰もおらず、
私と病棟スタッフが立ち会いました。

あの「ありがとう」は今まで聞いた「ありがとう」の中で、
最も重たいありがとうでした。私のほうがお礼を言いたい気持ちで
一杯です。
 

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泣ける話

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