あれは、三年生の時。ぼくは、いつも遊んでいた幼馴染の友達と離れ離れになった。 引越しの車の中で、僕は涙を流していた。笑って｢バイバイ｣したのに、遠くに見える君を見て、僕は涙を流した。。その時見た空の青さに、僕は、涙が止まらなかった あれから、４年たった。その間僕らは、手紙やお泊りなどもしていて、変わらずの友達だった。そして、夏が来た。お祭りにいって帰ってきた僕に母さんがこういった、、｢○○君、死んだって｣。。・・・僕は、持っていたりんご飴を思わず落としてしまった。。 お葬式にいった。懐かしい友達がみんないた。みんな・・・大粒の涙を流していた。でも、僕の目から涙が出てこなかった。中一の僕にはあまりに突然過ぎて。。○○のお母さんが｢ありがとね｣と下を向くぼくにそういった。泣いてない自分にぼくは、罪悪感を感じた。 帰り道で、ぼくは空をみていた。二人の思い出が、次々と蘇ってくる。｢遅いって・・・。｣僕の目から、涙があふれてきた・・・。

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クラスで一番元気だったあいつ 誰にでも優しかったあいつ 人の嫌がるコトを率先して引き受けたあいつ 体が弱い奴や苛められている奴を、体を張って守ったあいつ 犬や猫を拾っては必死になって飼い主をさがしたあいつ アフリカ難民や震災被害者のために先頭に立って募金活動をしたあいつ 休みの日は身寄りのない子供達の家を訪問し続けたあいつ 欲しい物や食べたい物したいコトを我慢して小遣いを募金したあいつ みんなを励まし続けたあいつ 自分のコトはいつも二の次だったあいつ お礼を言われたり感謝されるのが苦手だったあいつ 偽善者と陰口を言われながら強い意志と行動力でそれを跳ね返し邪魔する者をいつしか協力者に変えたあいつ 余命３年と言うコトを誰にも言わなかったあいつ 見舞いに行ってもいつも笑顔だったあいつ 他の入院患者を励まして廻ったあいつ 小児病棟で子供達に本を呼んで聞かせたあいつ 入院患者が亡くなる度に涙を流したあいつ 見てるとのうのうと生きてる自分の姿が恥ずかしくなるあいつ 死んだら地獄に行きたいと言ったあいつ 何故だと問うと地獄で苦しむ人を助けたいとさらりと言ってのけたあいつ どこまでもお人良しのあいつ 苦しかっただろうに呻き声一つ上げなかったあいつ 最期までみんなを気遣って逝ったあいつ 死に顔も笑顔のあいつ死後使える臓器は提供したあいつ 多くの人から愛されたあいつ 葬儀には沢山の参列者が来てくれたあいつ 小学生からおじいさんやおばあさんまで。見知らぬおじさんおばさん、ホームレスまでと知り合いだったあいつ 人はこうも見事に人と関われるのだと教えてくれたあいつ たった17歳だったあいつ 誰にも真似出来ない人生を送ったあいつ ……おつかれさま。

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