高２から高３になり、待ち構えていたのは最後の高校総体 総体の当日、今日のためにみんながんばってきたんだ まだ、みんなでサッカーするためにも絶対勝つぞ チーム全体の気持ちが一つになった だけど、なかなか調子がでずに引き分けばかりだった… 三回戦、第二シード校の試合 シード校とあって強さははんぱなかった 結果は負け… そして、気持ちの面でみんな落ちてた でも、まだ終わったわけじゃない そのことがみんなを支えていた そして、上に進めるかがかかった第一シード校との試合 先生からの言葉 昨日のことは忘れろ 三年生は最後の総体だ もっと意地みせてみろ 強いチームが勝つんじゃない、勝ったチームが強いんだ そして、この試合に高校サッカーの全て賭けろ みんなそこでまた一つになったよね 前半は０対０のままだった そして、後半の開始直後 一点を先にとった あと一点とれば… でも、一点を取り返されてしまった… だけど、みんな負ける気なんか全然しなかったよね だって、必死でボール追いかけて、守って、攻めてって明らかに第一シード校より上回ってたから 後半のほんとに終盤だった 相手のセンタリングからのヘッド ゴール… そして、終わりのホイッスル… 負けた… みんな歯をくいしばって涙こらえてた 挨拶の後、先生からの言葉があった お前たちは、胸張っていい 第一シードをここまで追い詰めたんだ 残念な結果だったけど最高の試合だった 先生の言葉で、みんな泣いてたよね… でも、みんな悔し涙じゃなかったよね 俺の中でいろんな思い出が溢れてた サッカー部のみんなが最高の仲間達だ みんな二年間ありがとう

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