一人暮らしのおばあちゃんが急に
ペットショップで
目がついたらしく…
チワワを飼ってきました。
名前はモモちゃん
モモは、すごく
賢かったです。
人間みたいでした。
おばあちゃんは、何回もの犬を飼ってきたのを見てきました。
しかし、結局一人暮らしのせいでもあるのか
育てることに限界をかんじ違う人に譲ったりしてきました。
あたしは、動物がとても大好きだったせいか…その時のおばあちゃんはとても憎かったです。
だけどこのモモちゃんだけは誰よりも一番に可愛がっていました。
孫のあたしよりも
子供であるお母さんよりも
そして、ももちゃんは
月に一回必ず
少しおばあちゃん家
にはなれた私の家に
来てました。
モモちゃんも
あたしたちの家には
ごく普通な家族で
お母さんも
お父さんも
兄弟もいるので
誰かしらモモちゃんに
かまってあそんでいました。
モモちゃんも
すごく私の家に行きたい!!
って毎回おばちゃんの家に行くたんび目で訴えてきました。
行けないときは
犬なのにいじけていじけて…
でも私の家からおばあちゃん家に帰したときは楽しかったことをおばあちゃんに走って尻尾振って教えてる姿がとてもかわいらしかったです。
ある時…私は学校帰りで彼氏さんと帰ってました。
その日は、私は初めて彼氏という大切な人と手をつないだ日でもありました。
すっごく幸せでした。
そのまんま帰ろうと
お母さんに迎えに来て
ってでんわして
うん!わかった。
って普通な会話でした。
だけどなかなか迎えに来なくて…
電話かけなおそう
と思った時
お母さんから着信が
あって電話に出たら
お母さんが
すぐい泣き叫んで!
どうしたらいい!?
この時急にモモが大変な状態になっていたそうです
とずっとあたしに
さけんでて
私は、なんで叫んでるのか怖くてなんかあったの?って聞くのに
すごい勇気がありました。
そしたらおかあさんが…
「モモが息してない」
どうしよどうしよ
その時はおかあさんの友達の人がお母さんを助けてくれたみたいで
近くの
動物病院まで落ち着いて案内したそうです。
私はその動物病院まで
走り込みました。
だけどもう
遅くて…
その時はなぜか
泣けませんでした。
モモの顔見ても…
モモは、本当幸せそうでした。
眠ってる感じで
呼んだら走ってきそうな…
そのモモを
私たち家族は
おばあちゃん家に
帰しに行きました。
ついたとき
お母さんが
おばあちゃんに
泣きついて
おばあちゃんは
ありがとうありがとう
の繰り返しでした。
そして、動かなくなったモモを抱きしめて!!
なにやってんだぁ~
モモ!モモ!モモ!
って何回も読んでいました。
あたしはこの時
初めて息ができないくらい泣きました。
おばあちゃんにこんな風になったモモを
帰すことになった…
大事に大事にしてた
モモを…
お母さんはごめんね
ごめんね
って何回も…
この時震えが
止まらなかったです
おばあちゃんは
夜から朝までモモを
ずっとそばに置いて
何回も何回も
話しかけていました。
わたしはつらくて
悲しくて
受けいられなくて
この時はじめて
あの憎かったおばあちゃんが
可哀相に見えました。
モモ…あなたわ
しあわせでしたか?
毎日毎日おいしいもの食べて
大好きな場所何回も連れてってもらって
たくさん遠くまで
お出かけで来て
でも…まさかの急にいなくなるのは
ずるいよ…
おばあちゃんより
早く死んでしまったのか
というおばあちゃんの
言葉は今でも耳に残ります。
普段絶対泣かないおばあちゃんがあんあに号泣して…
本当につらい悲劇でした。
小学校の頃クラスの友人が手から血を流していたので
ティッシュを渡してあげた。
どうしたんだ?
と聞いた所
ムカつく猫がいたので捕まえて水の入った
ポリバケツに放り込んだ際に引っかかれたとの事。
彼は捕まえたその状況をさも誇らしげに武勇伝の如く
クラスの仲間に話し仲間数人で猫がどうなったかを
今から見に行こうって事になった。
現場に着くと前日までの雨で半分ほど水の入った
業務用のポリバケツの中で体の半分以上が水につかり
小刻みに震える弱々しい子猫が今にも死にそうにしてた。
友人がバケツを足で蹴り倒し取り出した子猫に
「こいつ爆竹の刑にしない?」
と笑いながら皆に言った瞬間普段温厚な自分の中で
何かがはじけ、気がつくと俺は落ちている
ポリバケツを拾い思いっきりそいつの頭に
投げつけてました。
更に、そばの用水路にそいつを蹴り落とす暴挙まで
やってしまった。
あっけにとられる他の友人と腰まで用水路に浸かり
半泣きのそいつに、
『お前、そこから上がったら爆竹の刑だから』
と言い放つと弱って震える子猫を体操服にくるみ
自宅に連れて帰りました。
翌日
そいつが用水路に落ちた際に足を怪我した事が判り
担任や親からしこたま絞り上げられ
そいつの3歳上の兄貴からも帰り道で待ち伏せにあい殴られた。
クラスでは浮いてしまうし
猫一匹の為に散々な目にあってしまった。
あれから12年。
トムという名前を付けたその家族(猫)は
俺の布団の中で丸くなって息を引き取った。
猫で12年生きれば大往生だったと思う。
俺は固く冷たくなったトムに
『お疲れ様』
とタオルをかけてやるとトムがいつも登っていた
庭の桜の木のそばに丁重に埋めてあげました。
最初は人間不信で警戒しまくりだったトム。
最後は人間が大好きになっていたトム。
そしてトムが大好きだった俺。
毎年春が近づくと近所の桜よりも一足早く
トムの桜が花を咲かせます。
その度に幼き自分が勇気を出して行った行動をとても誇りに思う。