愛するペットと別れても天国の手前でまた再会する…
天国のほんの少し手前に『虹の橋』と呼ばれるところがあります。
この地上にいる誰かと愛し合っていた動物たちは死ぬと『虹の橋』へ行くのです。
そこには草地や丘があり彼らはみんなで走り回って遊ぶのです。
たっぷりの食べ物と水そして日の光に恵まれ
彼らは暖かく快適に過ごしているのです。
病気だった動物も年老いていた動物もみんな元気を取り戻し
傷ついていたり不自由なからだになっていた動物も元のからだを取り戻すのです。
まるで過ぎた日の夢のように…
動物たちはみんな幸せで満ち足りているけれどひとつだけ不満があるのです。
それは自分にとっての特別な誰かさん残してきてしまった。
誰かさんがここにいない寂しさを感じているのです。
動物たちはみんな一緒に虹の橋で走り回って遊んでいます。
でもある日その中の一匹が突然立ち止まり遠くを見つめます。
その目はきらきら輝きからだは喜びに小刻みに震えはじめます。
その子はみんなから離れ緑の草の上を走りはじめます。
速く、それは速く。飛ぶように。
そう虹の橋であなたを見つけたのです、
特別な誰かさんを…
あなたとあなたの友は再会の喜びに固く抱き合います。
そして二度と離れたりしないのです。
幸福のキスがあなたの顔に降り注ぎ
あなたの両手は愛する動物いや友達を優しく愛撫します。
そしてあなたは信頼にあふれる友の目をもう一度のぞきこむのです。
あなたの人生から長い間失われていたけれど
その心からは1日たりとも消えたことのなかった。
その目を…
それからあなたたちは一緒に
【虹の橋】
を渡っていくのです。
お前さ、今
原因不明のけいれん発作に悩んでるだろ?
誰にも相談せずにさけいれんの時の顔が「変な顔」とかもっとひどい言葉でいじめられてるだろ?
病気といじめで悩んでこの日もかなりいじめられて帰ってきたんだよな。
それで包丁持ち出して手首切ろうとしてるだろ?
ホントやめろ。
頼むから。
お前度胸ないしさ。
軽傷で終わるけど母さん泣かせるんだから。
さらに父さんに殴られるから病気に効く薬ちゃんとあるからな。
いろんな病院に行って2年後にそれ飲んだ時感動するよ。
お前街中でいきなり大声で「よっしゃー」とか言ってガッツポーズするよ。
でも恥ずかしいからやめておけ。
それでお前は大学入学の頃化学の勉強して薬を作るのを一生の仕事にしようと思うわけだ。
お前の病気は完治しないんだけどさ。
でもお陰で学んだことがたくさんある。
死んじまったらなんにもできねぇんだ。
お前なんかよりきつい立場にいるやついっぱいいるよ。
でもお前の手足は薬飲んでりゃまともに動くから。
お前の切ろうとしているその左手で俺は新しい薬作ろうとしてんだ。
何か新しい薬作って誰かを「よっしゃー」
って叫ばせてやろうぜ!
街中でガッツポーズとらせてやれ!
ついでに恥ずかしい思いさせてやれ!
いいか包丁は持ち出すんじゃない。
それはお前の手首を切るための道具じゃない。
その包丁で母さんに明日の朝飯と弁当作ってもらえ。
いいな!