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涙を流す事はストレスを発散させます。
みなさん良い涙を沢山流して下さい。
泣ける話を集めてみました。
さぁ、どうぞ。
2012/09/17 (Mon)
俺の毎朝の日課は、小学校1年の娘と一緒にモノレールに乗る事。
駅までの道は手を繋いで行く。
他人から見ると、いい家庭を絵に描いたような風景だが、実際は違う。
妻とは会話もほとんど無いし、たまに会話をするとなぜか口論になる。
そしてお決まりの展開。
「だったら、別れるか?」
「いいよ!でも、子供はどうすんの?」
「・・・・」
いつものセリフで言い争いが終わる。
ある日の出社前、読みかけの本を入れようとしてカバンを開けると中に何か入ってるのに気づいた。
「封筒?・・・」
取り出してみると、つたない字で俺の名前が書いてある。
『○○ ○○へ』(○○ ○○は何故か俺の氏名)
娘から俺宛の手紙だった。
いつの間に入れたのだろう?
早速読んでみた。
(原文のまま)
『人のかん字はささえあっていることとぱぱは、わかっていた?
わたしはそんなことしらなかった、でも先生から、ならったんだよ。
もしぱぱが、しってたらどのときからしったかおしえてね。
いつもかいしゃをわたしたちのためにかいしゃをがんばってくれて、ありがと。』
便箋の余白には、「だいすき」という文字が入ったハートがちりばめられてる。
たくさんの消しゴムの跡、大きさがばらばらの字。
でも、一所懸命書いたんだよって思いは痛いほど伝わってくる。
朝っぱらからグっときた。
そして、会話をしない父と母を見てる娘の気持ちを考えると、すごく悲しくなった。
嬉しさと悲しさがごちゃ混ぜになったような気持ちって分かるだろうか?
涙をこらえるのに必死だった。
その日も、いつもの様に二人で手を繋いで駅への道を歩いて行った。
道すがら、娘に言った。
「ひかる。手紙、ありがとうね」
そう言うと、娘は照れくさそうに笑った。
娘は何も言わなかったが、繋いだ小さな手に少しだけ力が入る。
俺もちょっとだけ強く握り返した。
言葉は無かったが、娘がどんなことを考え、何を言いたかったか分かった気がした。
「照れくさいけど、今日帰ったらあいつ(妻)にやさしい言葉でもかけてみるかな」
駅で友達と合流して、俺から離れて行く娘の後姿を見ながらそう思った。
今さっきの複雑な気持ちは消え、少しだけ晴れやかな気分だった。
今では妻とは割と仲良くやってます。
娘よ。Thanksです。
駅までの道は手を繋いで行く。
他人から見ると、いい家庭を絵に描いたような風景だが、実際は違う。
妻とは会話もほとんど無いし、たまに会話をするとなぜか口論になる。
そしてお決まりの展開。
「だったら、別れるか?」
「いいよ!でも、子供はどうすんの?」
「・・・・」
いつものセリフで言い争いが終わる。
ある日の出社前、読みかけの本を入れようとしてカバンを開けると中に何か入ってるのに気づいた。
「封筒?・・・」
取り出してみると、つたない字で俺の名前が書いてある。
『○○ ○○へ』(○○ ○○は何故か俺の氏名)
娘から俺宛の手紙だった。
いつの間に入れたのだろう?
早速読んでみた。
(原文のまま)
『人のかん字はささえあっていることとぱぱは、わかっていた?
わたしはそんなことしらなかった、でも先生から、ならったんだよ。
もしぱぱが、しってたらどのときからしったかおしえてね。
いつもかいしゃをわたしたちのためにかいしゃをがんばってくれて、ありがと。』
便箋の余白には、「だいすき」という文字が入ったハートがちりばめられてる。
たくさんの消しゴムの跡、大きさがばらばらの字。
でも、一所懸命書いたんだよって思いは痛いほど伝わってくる。
朝っぱらからグっときた。
そして、会話をしない父と母を見てる娘の気持ちを考えると、すごく悲しくなった。
嬉しさと悲しさがごちゃ混ぜになったような気持ちって分かるだろうか?
涙をこらえるのに必死だった。
その日も、いつもの様に二人で手を繋いで駅への道を歩いて行った。
道すがら、娘に言った。
「ひかる。手紙、ありがとうね」
そう言うと、娘は照れくさそうに笑った。
娘は何も言わなかったが、繋いだ小さな手に少しだけ力が入る。
俺もちょっとだけ強く握り返した。
言葉は無かったが、娘がどんなことを考え、何を言いたかったか分かった気がした。
「照れくさいけど、今日帰ったらあいつ(妻)にやさしい言葉でもかけてみるかな」
駅で友達と合流して、俺から離れて行く娘の後姿を見ながらそう思った。
今さっきの複雑な気持ちは消え、少しだけ晴れやかな気分だった。
今では妻とは割と仲良くやってます。
娘よ。Thanksです。
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泣ける話
2012/09/17 (Mon)
三年前に親父が死んだんだけど、ほとんど遺産を整理し終えた後に
親父が大事にしていた金庫があったんだよ、うちは三人兄弟なんだけど
おふくろも死んじゃってて誰もその金庫の中身を知らなくてさ
とりあえず兄弟家族みんな呼んで、その金庫をあけることにしたんだけど
これがまた頑丈でなかなか開かないんだよ。仕方ないから鍵屋を呼んで
開けてもらうことにしたんだけど、なかなか開かなくてさ
なんとなく俺たちは子供の頃の話を始めたんだよ、親父は昔からすごい厳格で
子供の前で笑ったことも一度もなくて旅行なんてほんとにいかなかった
子育てもお袋に任せっきりで餓鬼の頃はマジで親父に殺意を覚えたよ
んで、一番下の弟が、そういうわけだからしこたま溜め込んでるんじゃねえか?
みたいなことを言い出して、その後に真中の弟も親父が夜中に金庫の前で
ニヤニヤしながらガサガサやってんのを見た とかいったから
俺もかなり金庫の中身に期待を抱いちゃったんだ
んで、そのときに鍵屋がちょうど「カギ、開きましたよ」といったから
ワクワクしながら金庫の前に行き、長男の俺が金庫のドアを開けたんだ
そしたら、まず中からでてきたのは、古びた100点満点のテストなんだ
それをみた一番下の弟が「これ、俺のだ!」といって俺から取り上げたんだよ
次に出てきたのは、なんかの表彰状、すると次は次男が”俺のだ”といいだして
その後にネクタイが出てきたんだ、見覚えがあるなあと思って
気がついて叫んじゃった「あ、これ俺が初めての給料で親父に買ってやったネクタイだ」
その後に次々と昔の品物が出てきて、最後に黒い小箱が出てきたんだよ
その中には子供の頃に家の前で家族全員で撮った古い写真が一枚出てきたんだ
それを見た俺の嫁さんが泣き出しちゃってさ、その後にみんなもなんだか
泣き出しちゃって、俺も最初は、なんでこんなものが金庫のなかにあるのかが分からなくて
なんだよ、金目のものがねーじゃんとか思ってちょっと鬱になってたんだけど
少したって中に入っていたものの意味が理解できたとき、その写真を持ちながら
肩震わして泣いちゃったんだ。人前で初めて本気で号泣しちまったよ
そこで鍵屋が、きまずそうに「あの、私そろそろ戻ります」とかいったんで
みんなが、はっとして涙をにじませながら「ありがとうございました」
このとき、俺は親父がどんなに俺たちのこと想っていてくれたかと
さっきまでの自分が金目当てで金庫を開けようとしたこと
子供の頃に親父に反感を抱き、喧嘩ばっかりしたことが恥ずかしくて仕方がなかった
親父は金よりもほんとうに大事なものを俺たちに遺していってくれたと思っている
親父が大事にしていた金庫があったんだよ、うちは三人兄弟なんだけど
おふくろも死んじゃってて誰もその金庫の中身を知らなくてさ
とりあえず兄弟家族みんな呼んで、その金庫をあけることにしたんだけど
これがまた頑丈でなかなか開かないんだよ。仕方ないから鍵屋を呼んで
開けてもらうことにしたんだけど、なかなか開かなくてさ
なんとなく俺たちは子供の頃の話を始めたんだよ、親父は昔からすごい厳格で
子供の前で笑ったことも一度もなくて旅行なんてほんとにいかなかった
子育てもお袋に任せっきりで餓鬼の頃はマジで親父に殺意を覚えたよ
んで、一番下の弟が、そういうわけだからしこたま溜め込んでるんじゃねえか?
みたいなことを言い出して、その後に真中の弟も親父が夜中に金庫の前で
ニヤニヤしながらガサガサやってんのを見た とかいったから
俺もかなり金庫の中身に期待を抱いちゃったんだ
んで、そのときに鍵屋がちょうど「カギ、開きましたよ」といったから
ワクワクしながら金庫の前に行き、長男の俺が金庫のドアを開けたんだ
そしたら、まず中からでてきたのは、古びた100点満点のテストなんだ
それをみた一番下の弟が「これ、俺のだ!」といって俺から取り上げたんだよ
次に出てきたのは、なんかの表彰状、すると次は次男が”俺のだ”といいだして
その後にネクタイが出てきたんだ、見覚えがあるなあと思って
気がついて叫んじゃった「あ、これ俺が初めての給料で親父に買ってやったネクタイだ」
その後に次々と昔の品物が出てきて、最後に黒い小箱が出てきたんだよ
その中には子供の頃に家の前で家族全員で撮った古い写真が一枚出てきたんだ
それを見た俺の嫁さんが泣き出しちゃってさ、その後にみんなもなんだか
泣き出しちゃって、俺も最初は、なんでこんなものが金庫のなかにあるのかが分からなくて
なんだよ、金目のものがねーじゃんとか思ってちょっと鬱になってたんだけど
少したって中に入っていたものの意味が理解できたとき、その写真を持ちながら
肩震わして泣いちゃったんだ。人前で初めて本気で号泣しちまったよ
そこで鍵屋が、きまずそうに「あの、私そろそろ戻ります」とかいったんで
みんなが、はっとして涙をにじませながら「ありがとうございました」
このとき、俺は親父がどんなに俺たちのこと想っていてくれたかと
さっきまでの自分が金目当てで金庫を開けようとしたこと
子供の頃に親父に反感を抱き、喧嘩ばっかりしたことが恥ずかしくて仕方がなかった
親父は金よりもほんとうに大事なものを俺たちに遺していってくれたと思っている
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