いまお腹の中にいる？
ママね､あなたを産めないかも｡
ごめんね…｡
パパになる人にね
好きってゆったんだけどね
ママ…振られちゃった｡
頼りないママだよね｡
赤ちゃん､ごめんね｡

会いたかったな..｡
情けないよねママ｡
ママもまだ子供なの｡
言い訳かもしれない｡
でもママはあなたに
何も教えてあげること
なんか出来ないって｡
みんなに言われたの｡
でもママは頑張るよ｡
最後まで産みたいって
ママ言い続けるからね｡
だから､ママのお腹の中で
ちゃんと生きててね｡
産まれてきてもパパは
いないからね｡
ママだけだよ？
それでもいいのかな？
ママちゃんとあなたのこと
愛してるから…
あなたが大きくなって
責められるのは当然｡
私が犯した過ちだから…
でもね､ママが１人なのは
パパのせいぢゃないからね｡
ママがただパパが好きなだけ
だったんだよ｡
振り向かせれなかった
ママがだめなんだよ？
パパはね､優しくてね
友達思いでみんなから
愛されてたんだよ？
パパのことごめんね｡
ママだけの愛情しか
あげられないの｡
本当にごめんねっ｡
１７歳ってゆう若さで
産むことは世間からみたら
批判されるだけだけど
ママは､みんなになんて
いわれようとあなたを
守るからね？
だから２人でずっと
手を繋いで歩いていこう
離さないからね
ちゃんとお腹の中で
ママのぬくもりを感じて
成長していってね。

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私の母は昔から体が弱くて、それが理由かは知らないが、母の作る弁当はお世辞にも華やかとは言えない質素で見映えの悪い物ばかりだった。
友達に見られるのが恥ずかしくて、毎日食堂に行き、お弁当はゴミ箱に捨てていた。
ある朝母が｢今日は〇〇の大好きな海老入れといたよ｣と私に言ってきた。
私は生返事でそのまま高校に行き、こっそり中身を確認した。すると確かに海老は入っていたが殻剥きもめちゃくちゃだし彩りも悪いし、とてもたべられなかった。
家に帰ると母は私に｢今日のお弁当美味しかった？｣としつこく訪ねてきた。
私はその時イライラしていたし、いつもの母の弁当に対する鬱憤も溜まっていたので｢うるさいな!あんな汚い弁当捨てたよ!もう作らなくていいから｣とついきつくいってしまった。
母は悲しそうに｢気付かなくてごめんね…｣と言いそれから弁当を作らなくなった。
それから半年後、母は死んだ。私の知らない病気だった。母の遺品を整理していたら、日記がでてきた。中を見ると弁当のことばかり書いていた。
｢手の震えが止まらず上手く卵が焼けない｣
日記はあの日で終わっていた。
｢今日は〇〇の好きな海老を入れた。相変わらず体が思うように動かなくてぐちゃぐちゃになったけど…喜んでくれると良いな｣
何で食べてあげなかったのだろう…今でも後悔と情けなさで涙が止まらない。

[2回]