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2024/11/21 (Thu)
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泣ける話

2013/03/15 (Fri)

父親が死んでしまったのが中学三年生の時で…それから母親は一人で生計をたてていました。

四人姉弟の真ん中三番目の僕は男一人だった事もありかなり手を妬かせていたと思います。
高校生になってバイトをしても家計を助けるわけでもなく…自分のためだけにつかっていました…。

兄弟がそうだったから違和感がなかったといえばそうなのかも知れないけれど 一人で五人家族を養える訳がなかったのです。
毎日 朝から晩まで働いてた やりくりして学費を払せ…必要な物を買ってもらい何不自由なく育てられて…
それが当たり前だとすら感じていました。

高校入りたての頃に一番上の姉ができちゃった婚をし、もう一人の姉が大学に入り一人暮しをし始め…
残るは自分と妹だけになりました。

そんな時、母親は会社の男性となかよくなり…あまり家に帰って来なくなりました。
妹と二人で食卓を囲むことが増えました。

そんなある日会社で大きなリストラがあり母親もその中の一人になっていました。
一気に生活は苦しくなりました。
母親は出稼ぎにいくと僕らの暮らす街から離れ遠くで働きはじめました。
いつからか家族がバラバラになっていて…それが当たり前になっていました。

高校を卒業して就職をして半年…ぐらい経った時でした。
未だに僕は妹を抱えながら生活費を母親に貰いながら生活していました。
とても新卒の人間の給料では生活が出来なかったからというのもありますが甘えだったのだと今は思います。

会社に電話がはいりました…
母親が倒れたと…
意識不明だと…

夜だったためすぐに向かうことは出来ず翌日むかう事になり会社を暫く休む事にしました。

脳梗塞…くもまっか出血を併発…病院で手術しても助からないかもしれないと言われました。

白い壁の病院が寂しい世界に思えました。
久しぶりに会った母親は意識がなく話しかけても返事がないのだから…。
手術をしたあと病室で母親が意識を取り戻し僕等にむかいこう言いました。

《大丈夫だよ 転んだ訳じゃないから…》

それが最後の言葉でした。

それから容態は急変し翌日医者から告げられたのは植物状態で延命させるかという質問でした…。
姿はそこにあるのに…もう命はないのだと…目を開けないんだと…親を殺してしまいました…

機械を止めてもらいました。
今までごめんなさい…。

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泣ける話

2013/03/05 (Tue)
今回はあるニュースの記事を引用させてもらいます。
すばらしいお父さんを見つけたのでここで紹介したいと思います。

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北海道湧(ゆう)別(べつ)町で暴風雪の中、凍死した同町の漁師、岡田幹男さん(53)は、長女の夏(なつ)音(ね)さん(9)の体の下に両手を回し、娘の体を守るような状態で発見されたことが4日、分かった。夏音さんは低体温症だが命に別条はない。父親が10時間以上も暴風雪から守り、体温で温めたことが娘の命を救った。
 
命を奪った今回の暴風雪は、強風によって雪が巻き上げられ視界が奪われる「ホワイトアウト」という現象が起きた可能性があるという。
 
岡田さんは3日朝、車から約300メートル離れた農業用倉庫前で、あおむけに横たわった夏音さんに覆いかぶさり、凍死しているのが見つかった。両手を夏音さんの体の下に回して抱きしめ、寒さから守るような状態だった。
 
捜査関係者によると、発見時に岡田さんはすでに意識がなく、岡田さんの下にいた夏音さんはうめき声を上げ、その後泣き出したという。地元消防団員は「体温を分け与えるようにかぶさっていた。夏音さんが苦しくないよう、呼吸する隙間を空けたままの姿勢だった」と話す。
 
岡田さんは、車の燃料がなくなり友人の家まで歩いて行くと知人に電話。その後、行方不明となり、知人が現場最寄りの地元消防に通報した。だが、隊員が出払っていて、さらに約7キロ離れた場所の他の救助隊が出動していた。
 
低体温症に詳しい苫小牧東病院(北海道苫小牧市)の船木上(かず)総(さ)副院長は「風雪から守られたこと、父親の体温に保温効果があったことが良かった。亡くなると体温は下がっていくので、もう少し救助が遅れたら娘も危険だった」と話す。
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心からご冥福をお祈り申し上げます。

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